ロッド・スチュワート来日時のチケット/ヒリュウのメモ

[異形チケット]
　一般的にチケットは四角なわけですが、まれに異形のものがあるようです。私が今まで出会ったのは日本のバンドであるウォッカコリンズ(アラン・メリルと大口ひろし)のボトル形状のものがありました。今回フェイセスのページを更新するにあたり色々と調べていたところ、ロッド・スチュアートの来日で、それも二度に渡り異形チケットが作られていることが判りました。

[1979年3月]
　右の画像がこの時のもので、基本は縦長の長方形なのですが、上部がブロンド美人の形に切り抜かれています。アルバム『スーパースターはブロンドがお好き』のリリースが前年(78年11月頃)、日本でも「アイム・セクシー」が大ヒットとなり、それこそ絶頂期の来日だったわけです。
　ステージは「ホット・レッグス」から始まり、「アイム・セクシー」や昔のナンバー「マギー・メイ」「アイム・ルージング・ユー」なども演り、最後は「セイリング」で締め。アンコ－ルは再び「アイム・セクシー」というセットリストだったそうです。
　
日本公演スケジュール(1979年)
　3月5日：福岡県民スポーツ・センター
　3月7日：日本武道館
　3月10日：名古屋国際見本市会場
　3月11日：大阪フェスティバルホール
　3月13日：大阪フェスティバルホール
　3月14日：日本武道館
　3月15日：日本武道館
　3月16日：日本武道館

[1981年5月]
　ソロとしてはたぶん二度目の来日なのでしょうね。下の画像がこの時の公演のチケットです。蝶々というか蝶ネクタイの形をしています。またこのチケットは"特別招待券"で、小学館の特別企画で抽選に当った招待者に送ったものです。何人が招待されたのか判りませんが、印刷されているところをみると10人や100人というレベルではなく、ものすごく多かったのでしょうね。武道館全部が招待ということはないでしょうけども。
　この時のステージの模様は私も良く知りませんが、ちょうどアルバム『パンドラの匣』リリース後のツアーということになります。ちなみにこのアルバムが日本で発売になった当時、ロッドは日本のCMに出演しこのアルバムからの曲「今宵焦がれて」が使われていました。尚、プロモーターは79年、81年共に音楽舎です。この頃音楽舎は精力的に外タレを招聘しており、私が観た82年のグランド・ファンクも音楽舎でした。