71年Grand Funk Railroad 初来日のチラシ/ヒリュウのメモ

[佐藤正行さんからの頂きもの-外タレ編 I ]
　佐藤正行さんのご好意で、雷雨の後楽園のチラシを頂きました。なんと画像ではなく本物なのです。これは厚手の紙に印刷されており、大きさからいってもチラシというよりはカードといったカンジで、私が持っているエルトン・ジョン来日のモノより少し縦長です。
　この年はキョードー東京がロック・カーニバルというシリーズで公演を打っていたわけですが、Grand Funkはシリーズの#6となっています。また後楽園で行う特別イベントということなのでしょう、「大ロックカーニバル」と名付けています。これは翌年のウドー音楽事務所が後楽園のEL&Pを「ROCK EXPLOSION '72 #7--SUPER SUMMER 0722」と特別扱いしていたのと同じですね。
　また裏面の宣伝文では『日本では初めての、野外大ロック集会が～』という文面が見られます。同じような例では、翌年(1972年)のEL&P甲子園公演で、ポスターに『ロック大集会』というコピーが使われています。『集会』という言葉・・・当時の時代背景が良く判ります。

　佐藤さんからはこの他にも数多くのチラシやチケットなどを頂いておりますので、今後どんどん紹介していこうと考えています。佐藤さん本当に有り難うございました。

　
[ナウ・エクスプロージョン]
　裏面の下にTV番組「ナウ・エクスプロージョン」の宣伝が載っています。この番組のことは本編の『フィルム・コンサートのお話』という項目でも書いているのですが、当時としてはとても貴重な番組でした。ロックの楽曲を放送するのですが、まだ日本ではプロモーション・フィルムやライブ映像が少なかった時代、サイケデリックな映像を流したりしてお茶を濁していることが多かったように思います。
　それでも少ないながら本物が出てくる映像があり、特に印象に残っているのはGFRのスタジアム・ライブ。各地で開催されたフィルム・コンサートでも良く上映されましたが、私が最初に観たのはこの番組でした。ちなみにこのビデオを昨年(2001年)見る機会を得たのですが、とても懐かしく、そして楽しかったです。