[出演者たち]
　出演者は、クリエイション、ファー・イースト・ファミリー・バンド、外道、ウエスト・ロード・ブルース・バンド、フェリックス・パパラルディー with ジョー、ニューヨーク・ドールズ、そしてジェフ・ベック。本文の方で私が書いている、チケットに記載されている出演者とは一部異なっており、四人囃子が抜けてファー・イーストと外道が追加になっています。

[出演順は]
　まずオープニングがニューヨーク・ドールズもしくは外道のどちらかだったそうです。次が外道もしくはドールズ。そしてクリエイション〜ファー・イースト・ファミリー・バンド〜ウエスト・ロード・ブルース・バンドと日本側のグループが続き、フェリックス・パパラルディー with ジョー、トリは当然ジェフ・ベックという布陣。
　ちなみにオープニング・アクトですが、う〜ん私の考えでは、外道→ドールズの順だったのではないかと。外タレがオープニングというのもなんですし、札幌の例ですと地元バンドを除けばマキOZ→ドールズという出演順ですから、これが正解ではないかと思うのです。
　そう考えてみると、東京は2番手にジェフ・ベックだったわけですが、本来の2番手はニューヨーク・ドールズだったと推測できますね。今まで単純にジェフ・ベックの出番を早めただけと思っていたのですが、実は順番の入換えを行ってジェフ・ベックとドールズをチェンジし、それだとドールズがトリになってしまうので、フェリックスをトリにして、ひとつ前にドールズをもってきた----っていうのはどうでしょう。(話が少し横道に逸れました)

[盛り上がった外道とニューヨーク・ドールズ] 　オープニングの外道とニューヨーク・ドールズが観客に物凄く受けたそうです。両者のステージとも観客席は総立ちに近かったとのことでした。外道もドールズも、テクニックがどうのこうのではなく、荒削りながらも理屈抜きでノリの良いロックを聞かせてくれるところに観客の興奮を呼んだのでしょう。東京ではいまいち好評ではなかったドールズですが、もしかしたら、遠くのステージを眺めていたという後楽園のハンディーもあるのかもしれませんね。しかしながら、後楽園でご覧になった当時中学3年の方から、ドールズが印象的というメールも頂いております。 　続くクリエイションは、外道やニューヨーク・ドールズに食われたせいもあったのか、観客のノリもいまひとつだったようです。ファー・イースト、ウエスト・ロードについては、辻本さんご自身、あまり印象に残っていないとか。

愛知県体育館(2001年6月5日撮影)

[フェリックス・パパラルディー with ジョー〜ジェフ・ベック]
　東京と同じように「メイク・アップ」からスタートしたフェリックス・パパラルディー with ジョー。竹田和夫のギターも素晴らしく、また「ウーマン」でのジョーのボーカルも鳥肌ものだったそうです。
　トリのジェフ・ベック、体調不良にも関わらず、彼の素晴らしいギター・プレイに名古屋の観客は魅了されっぱなしだったそうです。ちなみに、今回の公演の中では名古屋が曲数も多く、また出来も一番だったという話しを聞いたことがあります。辻本さんラッキーでしたね。せっかくなので名古屋のセット・リストをチョット調べてみました。
「Constipated Duck」 「She's A Woman」 「Freeway Jam〜Difinitely Maybe」 「Superstition」 「Air Blower」 「Keyboard Solo〜Cause We've Ended As Lovers」 「Power」 「Got The Feeling」　/ Encore 「Thelonius〜You Know What I Mean」

[歌わなかったユーヤさん]
　ところで、辻本さんのお話によると、内田裕也は司会などでステージに登場はしていたそうですが、歌わなかったそうです。どうも大受けだった最初の2バンドの延長などで時間が押していたのと、たぶん体調が完全ではないジェフ・ベックを早く出すために、ユーヤさんの出番がカットされたらしいのです。出ないとのステージ・アナウンスもあったそうです。

[あとがき] 　以上、辻本さんから頂いたメールを元にして、私がいろいろと書いてみました。辻本さんどうも有り難うございました。 　ところで、今回このページを作るに当たって、愛知県体育館の写真を撮ってきました。当日は午後から生憎の雨となってしまい撮影には不向きな状況でしたが、気を取り直し、地下鉄を乗り継いで名城線の市役所駅で下車。このあたり一帯は官公庁街です。そして駅から歩いて5分位、名古屋城内(二の丸だそうです)に体育館はありました。見たところ新しく感じるのはお化粧直しをしているからでしょうか。そういえば、この愛知県体育館は大相撲名古屋場所をやるところでしたね。またロック関係では、1972年のCCR、Chase、Chicago(再来日)、T.Rex、Three Dog Nightなど、それ以降も数多くのコンサートが行われた場所でもあります。なんだかミニ版「ロック古戦場」っぽくなってしまいましたね。(笑)

こんな看板もありました

戻る