[日本が誇る...]
　これ以前の大物グループの日本でのライブ録音には、この年の 6月の Chicago があります。大阪での録音だったのですが、本国アメリカでの発売はなく日本だけのリリースでした。
Deep Purple の「LIVE IN JAPAN」のように歴史に残る名盤が日本で録音されたことは、私たちも誇りに思っていいことではないでしょうか。

[ぶっ飛んだ!!]
　初めて私が聞いたのはラジオ放送、それも東京の局ではなく西の方の放送局だったんで、雑音の中からあの「ハイウェイ・スター」が聞こえてきました。もちろん発売前です。
ジョン・ロードのオルガンから始まって、リッチーのギターが凄くって...イントロで既にぶっ飛んでしまいました。と同時にコンサートへ行かなかった(行けなかった)事を大いに後悔したものです。

[喫茶店で]
　当時、渋谷に「プリンス」という DJ喫茶がありました。DJがいてリクエスト曲や流行りのロックをかけるんですね。72年の大晦日〜元旦にかけて遊びに行ったのですが、レコード・プレゼントのお年玉プレゼントがありました。希望者がクイズに正解するともらえる仕組みです。まだ発売されたばかりの「LIVE IN JAPAN」の時は希望者が一番多かったのを憶えています。
　ちなみに私は Procol Harum の「ソルティー・ドッグ」を貰いました。クイズの問題は『Procol Harum が来日した時に一緒に来たロック・グループは』というもので...もちろん即答できましたデス。尚、この時の DJはプリンスの DJ陣でも特に人気のあった岡田正夫さんと日南田康男さんでした。

[だまされた？]
　私がこのアルバムを買うのは73年になってからなんですが、海外でも「MADE IN JAPAN」として発売されたのは御存知の通りです。これでこのアルバムの殆どが大阪で録られたことが日本でも判りました。国内盤には「RECORDED AT BUDO-KAN TOKYO JAPAN, 17TH AUGUST 1972」ってクレジットされてるんですけどね。
私は輸入盤売り場で海外盤の収録日のクレジットをメモして、家で国内盤のライナー・ノーツに書き写したのでした。 ところで上記の録音日のクレジットですが、CDではその 1行がまるまる削除されています。

上がLP 　 右がCD

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