念のためアフロディーテや東京都体育館へ一緒に行った友人のKabeクンにメールで問い合わせたところ、次のような返事がありました。
『"Dark Side of the Moon" の歌詞が書かれた印刷物についても覚えていませんが，そのようなものが配られたとしたら，忘れにくいと思います。』
これは私もまったく同感で、まだ未発表の大作である「狂気」の歌詞カードが配られたとしたら記憶に残っていると思うのです。そしてコンサート・プログラムにでも挿まれたまま、ずっとしまい込まれたと思えるのですよね。ですから東京でそういう事実があったとしたら 3/6の初日だけだったのではないでしょうか。

　それにしても、この歌詞カードは Pink Floyd 自身が本国から持参したものなのでしょうか。それともプロモーターもしくはレコード会社の東芝音楽工業(当時)へ、事前に指示して印刷させたのでしょうか。謎は深まるばかりです。

続報 (1997/12/21)
　上記 Kabeクンからこの歌詞カードに関する新しい情報をいただきました。

『ピンクフロイド 幻燈の中の迷宮』今井壮之助・高橋伸一著　八幡書店　2,400円

この本に歌詞カードのことが書いてあり、内容は『歌詞カードの印刷が遅れて、東京公演には間に合わなかった。その他の公演には配られた』ということだそうです。
著者は 2人ともけっこう思い込みが激しく、ディープな読み応えの本だったそうです。先日、大きな本屋へ行ったついでにこの本を探したのですが、見つかりませんでした。読んでみたいと思っていますので、読後に追記することがあればまた書いてみたいと思います。

　Frankenさんからいただいた画像の残りをおまけとしてここに掲載します。

[搬入中の機材-下左]
　東京都体育館に搬入中の機材の一部です。

[サウンド・チェック-下右] 　サウンド・チェック中のニック、ロジャーそしてミキサーのクリス・ミッキー。場所は大阪フェスティバル・ホールと思われます。

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